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巽社長インタビューVol.5「 ママのご機嫌が、家族の幸せになる」
子どものために手作りのご飯を用意して、遊びにも連れて行って、一生懸命ママをやっている。なのに、なぜか心が満たされない——そんな経験はありませんか?
株式会社マザープラス代表取締役社長・巽房子は、20年にわたりママの社会進出を支援する中で、あることに気づきました。「ママ自身がご機嫌でいることが、家族のハッピーにつながる」。今回は、巽社長が実践する自分の整え方と、幸せの本質についてお話を伺います。
「こうしなければならない」を手放す
——編集部
育児中のママが陥りがちな思考パターンがあると聞きました。
——巽社長
ママって、「こうしなければならない」に縛られすぎているんですよね。
3歳神話とか、「3歳までは自分の手で見ないといけない」とか——もうね、違うんですよ、そうじゃないって思う。自分でそういうルールをつくって、自分で生きにくくしてしまっているママが、本当にたくさんいるんです。
お子さんのことを優先にして、自分の食べるものを我慢してみたり。お子さんにはすごくいいものを食べさせているのに、自分は後回し。子育てしていたら、そういうことって多分たくさんあると思うんです。
——編集部
ママ自身が元気でいることの大切さについて、どうお考えですか?
——巽社長
自分の体がやっぱり資本なんです。自分のメンタルが整っていることが、家族のハッピーにつながる。だから、ご機嫌に育児をしたらいいんですよ。友達とも遊んだらいいし、自分が楽しいと思えることをしたらいい。
悩んでいるお母さんには、いつもこう伝えています。「あなたがその悩みを悩んでるんじゃなくて、あなたが楽しいことをしたら、絶対に変わってくるから」って。
ママが我慢して、ご機嫌じゃない状態で子育てしていたら、子どもにも伝わるんです。手作りのものを食べさせて、遊びにも連れて行って、一生懸命ママをやっていたとしても、お母さんがイライラしていたら、子どもはそっちの方を覚えてしまう。逆に、ママが笑っていたら、それだけで子どもは安心するんですよね。
自分のことを好きと言えますか?
——編集部
巽社長は「自分をめでる」ことの大切さを強調されていますね。
——巽社長
はい。自分のことをちゃんと好きでいること。自分を「めでる」ということを、お母さんにはぜひ身につけてほしいんです。
自分のことが好きじゃないと、人の役にも立てないし、何かを生み出してお金をいただくこともできない。すべての土台は、自分を認めてあげるところから始まるんです。
私はもう、めちゃくちゃ自分のことが好きです(笑)。温泉に行っても、鏡を見ながら「自分のこと好きやねん」と思っている。それを恥ずかしいとは思わない。
自分のことをちゃんと好きと言える。自分をめでている姿を子どもに見せてあげる。それがすごく大事だと思っています。お母さんが自分を大切にしている姿を見て育った子どもは、自然と自分のことも好きになれるんです。
夜の感謝ルーティン——体の隅々に「ありがとう」
——編集部
巽社長が毎晩実践されているルーティンがあるそうですね。
——巽社長
夜寝る時にね、自分の体を全部触っていくんです。「今日も心臓、動いていてくれてありがとう」「胃もありがとう」って。体の隅々に、一つひとつ感謝して眠りにつく。
これを始めてから、感謝の気持ちが3倍ぐらいに倍増するんですよ。当たり前に動いてくれている体に意識を向けると、「ああ、私は今日も生きているんだな」と実感できる。
特別なことをする必要はないんです。お金もかからない。ただベッドの中で、自分の体に「ありがとう」と伝えるだけ。それだけで、1日の終わりが全然違うものになります。
幸せの正体は「気づくこと」
——編集部
巽社長が考える「幸せ」とは何でしょうか?
——巽社長
幸せの正体ってね、難しいことを言うつもりはないんですけど——「気づくこと」なんです。
今あるものに気づくことが、幸せの本当の正体なんですよ。「あれが欲しい」「これが叶った」というのも、確かに幸せの一部ではあるかもしれない。でも本当の幸せは、今あるものにちゃんと気づいて、それに感謝できるかどうか。
子どもが元気でいること。ご飯を食べられること。今日も家族が笑っていること。当たり前のように思えるけど、全部が当たり前じゃない。そこに気づけたら、もうものすごく幸せなんです。
ママって、日々忙しくて「足りないもの」にばかり目が行きがちなんですよね。時間が足りない、お金が足りない、自分の時間がない。でも、「今あるもの」に目を向けた瞬間に、世界はがらっと変わる。
今日もものすごく幸せ——私はいつもそう思っています。
——編集部
最後に、日々頑張っているママたちへメッセージをお願いします。
——巽社長
まずは自分を大切にしてください。自分のご機嫌を自分でとれるようになったら、家族は自然とうまくいきます。
元気の源は、食べること。しっかり食べて、思ったことを言葉にする。もやもやを抱え込まないで、ちゃんと言葉にする。それだけで、心も体も軽くなります。
そして夜、眠る前にほんの1分だけ、自分の体に「ありがとう」と伝えてみてください。毎日頑張っている自分を、自分でめでてあげてほしいんです。
ママのご機嫌は、家族の幸せ。あなたが笑っているだけで、子どもは安心する。だから、まず自分から。今日からぜひ、始めてみてください。
次回(Vol.6)予告: 専業主婦から起業し、23万円を握りしめて自転車で法務局へ。7年間、自分の給料はゼロだった——。「ママのままごと」と言われ続けた12年間を、スピードと品質で覆した経営のリアル。次回、「23万円と自転車で始めた会社経営」をお届けします。
執筆者プロフィール
ママになった女性、ママになる女性、全ての女性にもっともっと元気になってもらいたいと、ママの立場に立った様々な企画や事業を展開しています。 子連れで楽しめるおけいこやイベント、ママの参加型マーケティング事業、さらにはママ向け求人情報など様々な事業の中で、ママと社会との架け橋になる役割を目指しています。 motherにたくさんのplusが加わる事で、ママの素敵な笑顔が増える、そして社会参加の機会をマザープラスは皆さんと一緒に作っていきたいと思います。

