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巽社長インタビューVol.4「私なんては、今日やめる」
「やりたいことはあるけど、私なんかにできるわけない」——そう感じたことはありませんか?
株式会社マザープラス代表取締役社長・巽房子は、専業主婦から起業し、20年にわたりママの社会進出を支援し続けてきました。その道のりは決して順風満帆ではなく、お金もなければ、コネもなかった。それでも一歩を踏み出し、走り続けてきた巽社長が語る「夢の叶え方」には、すべてのママへのメッセージが詰まっています。
「巽さんだからできたんでしょ?」——違うんです
——編集部
巽社長は「行動の人」という印象がありますが、周囲の反応はどうでしたか?
——巽社長
「巽さんやからできるんやろう」って、すごく言われます。ずっと言われてきました。
でもね、違うんです。私はやろうとして、それを一歩前に進めて行動に移したから、できているだけなんです。特別な才能があるわけでも、恵まれた環境だったわけでもない。
起業する前は専業主婦で、家計簿すらつけたことがなかった。お金に無頓着で、経営のことなんて何も知らなかった。23万円を握って法務局に登記しに行ったのが始まりです。
——編集部
経済的にも余裕がなかったそうですね。
——巽社長
お金はまったくなかったです。でも、東京で何か案件があると聞いたら、夜行バスで来てました。子どもたちを寝かしつけてから夜行バスに乗って、翌朝着くようにすれば、子どもたちを学校に見送ることもできる。全部、車中2泊でやっていたんです。
電車代ももったいなくて、法務局に会社の登記をしに行く時も、まだ小さな次男を自転車に乗せて。汗をかきながら40分かけて法務局まで向かいました。
だから「お金がないからできない」というのは、私からすると理由にならないんです。お金がなくても、動く方法はいくらでもある。大事なのは「動くかどうか」、それだけなんです。
夢は、言葉にした瞬間から叶い始める
——編集部
夢を叶えるために、行動以外に大切にしていることはありますか?
——巽社長
言葉にすることです。「こういう人と会いたいねん」「こういうところで何かやりたいねん」ということを、常に口にして、文字にして発信する。そうすると、夢が叶う速度がどんどん早くなるんです。
私がこの20年間にしてきたことって、実はめちゃくちゃシンプルで。人に出会って、人に情報をもらって、それをもとに行動してきた——それだけなんですよ。
でもその「人に出会う」ためには、自分から発信しないといけない。自分が何をやりたいか、何をしているかを、どんどん伝える。SNSでも、直接会った場でも。名刺を交換して、「私はこういうことをしています」と言う。それだけで、つながりが広がっていくんです。
——編集部
思いを口にすることに抵抗がある方も多いと思いますが。
——巽社長
分かります。「こんなこと言う自分、おかしいんじゃないかな」って思ったりしますよね。でも、それはもう一切手放してください。
思いついたことを口にするって、すごく大事なことなんです。もやもやを抱えたままでいるのは、本当に健康に悪い。思ったことをちゃんと口にして、ひらめいたこともすぐ口にして、人に伝えるということを習慣にしてほしいんです。
声は大きい方がいいですよ。声が大きいと息も吐くから元気になるし、人にも印象が残る。自分が言いたいことを、自信を持って言う。それだけで、周りの反応はまったく変わってきます。
「私なんて」——その言葉が、あなたを止めている
——編集部
巽社長が、ママたちに「絶対にやめてほしい」と思っていることがあるそうですね。
——巽社長
はい。「私なんて」という言葉を使うのを、今日からやめてほしい。
この言葉は、ものすごいマイナスポイントなんです。自分で自分の可能性を閉じてしまっている。言葉には魂が宿るし、潜在意識もその方向に引っ張られていく。「私なんて」と言い続けていたら、本当にその通りの自分になってしまうんですよ。
自分のことをちゃんと好きでいること。自分を「めでる」ということ。これがすべての土台なんです。自分のことを好きじゃないと、人の役に立つこともできないし、何かを生み出してお金をいただくこともできない。
だからね、「私なんて」と思っている方がいたら、今日からその言葉を捨ててください。この言葉を言わないと決めるだけでも、めちゃくちゃ自分のためになります。
一歩踏み出せば、景色は変わる
——編集部
最後に、「何かしたいけど動けない」と感じているママへメッセージをお願いします。
——巽社長
絶対に、一歩前に行ったら景色は変わります。二歩前に行ったらもっと景色が変わって、三歩前に行ったら必ず景色が流れてきます。
ママだからって、何一つ諦める必要はないんです。むしろ、ママだからこそできることを見出してほしい。今日から——今日この日から心がけるだけで、あなたの夢は叶い始めます。
私がそうだったからわかるんです。お金がなくても、経験がなくても、資格がなくても、動いた人だけが見られる景色がある。
だから、ママだからこそできることを見出すように。今日この瞬間から。大きなことじゃなくていい。思ったことを口にする。気になるイベントに足を運ぶ。SNSで自分のやりたいことを発信する。そんな小さな一歩から、すべては始まります。
次回(Vol.5)予告: 忙しい毎日の中で、自分のことを後回しにしていませんか? 巽社長が実践する「夜の感謝ルーティン」と、「幸せの正体は"気づくこと"」という哲学。次回、「自分をめでる——ママのご機嫌が、家族の幸せになる」をお届けします。
執筆者プロフィール
ママになった女性、ママになる女性、全ての女性にもっともっと元気になってもらいたいと、ママの立場に立った様々な企画や事業を展開しています。 子連れで楽しめるおけいこやイベント、ママの参加型マーケティング事業、さらにはママ向け求人情報など様々な事業の中で、ママと社会との架け橋になる役割を目指しています。 motherにたくさんのplusが加わる事で、ママの素敵な笑顔が増える、そして社会参加の機会をマザープラスは皆さんと一緒に作っていきたいと思います。

