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【経験談】切迫早産の入院がつらいと感じる7つの理由と乗り越え方

【経験談】切迫早産の入院がつらいと感じる7つの理由と乗り越え方

目次

「お腹の中で、今日も生きていてほしい」

「切迫早産の入院がつらい」

そう感じているママは、決してあなただけではありません。


「今日も赤ちゃんがお腹の中にいてくれますように。」

切迫早産で入院していた私たちも、毎日そう願っていました。

妊娠中、多くの人は「元気な赤ちゃんに会える日」を楽しみに過ごします。


しかし、切迫早産と診断され入院したその日から、その当たり前の日常は一変します。

私たちリトルベビーサークル全国ネットや各地のリトルベビーサークルには、「あの頃、誰にもこの気持ちをわかってもらえなかった」という声がたくさん寄せられます。


このコラムでは


・切迫早産で入院しているつらさ

・先の見えない不安

・自分を責める気持ち

・上の子への申し訳なさ


このような経験をしたママたちの言葉をお伝えします。

これは特別な誰かの話ではありません。

今まさに入院中の方、これから早産を経験するかもしれない方、そしてその家族や支援者の方に、少しでも届けば幸いです。


【経験談】切迫早産の入院がつらいと感じる7つの理由

切迫早産の入院は、多くの人が心身ともにつらいと感じます。

多くのママの経験談から、その理由を見ていきましょう。



① 「今日生まれるかも」という不安を感じるから

「今日生まれるかも」という不安を感じるから入院生活は、「赤ちゃんが生まれるまでの時間を延ばすこと」が目標になります。



あるお母さんは、入院して一週間後、二日に一度のシャワーの日でした。

車椅子で浴室へ向かい、服を脱ごうと立ち上がった瞬間、温かいものが流れる感覚がありました。

見てみると出血。頭の中が真っ白になりました。

シャワーは中止となり、そのまま病室へ戻り、それ以降は食事以外起き上がることも許されない絶対安静。


「あと4か月、このままベッドから動けないの?」


先の見えない毎日に、夜は「今日も乗り越えられた」と安心し、朝は「どうか何も起きませんように」と祈る日々でした。


特に22週という命の大きな節目。

「22週を越えたい。」

でもその一方で、

「もし生まれても、生きられるの?」

「障がいが残るかもしれない。」

「人工呼吸器が必要になるかもしれない。」

希望と恐怖が何度も何度も心の中で行き来していました。


② 自分の身体なのに自分では守れないから

切迫早産の怖さは、自覚症状がないことも少なくありません。

「私の妊娠経過は順調!」

そう思っていても、モニターには規則的なお腹の張りが映っていました。

診察で突然、

「今日から入院できますか?」

と言われた瞬間、涙が止まらなかったというお母さんもいます。


自宅安静を告げられ、家でもできる限り横になり、無理もしていない。

「何が悪かったんだろう。」

答えのない問いを、自分に何度も投げかけていました。

赤ちゃんを守りたい。

でも、自分の身体が思うようにならない。

24時間続く張り止めの点滴、副作用による動悸や手の震え、強い倦怠感。

出血や貧血も重なり、母体は限界に近づいていきます。

それでも、「赤ちゃんはお腹の中で育つことが一番だから」と言われれば、頑張るしかありませんでした。


③ 「頑張れば防げたのでは」と自分を責めてしまうから

切迫早産を経験した多くのお母さんが口にする言葉があります。

「私のせいだったのかな。」

「もっと休めばよかった?」

「仕事を続けたから?」

「あの日出掛けたから?」

「家事をしたから?」


医学的には原因がはっきりしないことも多い切迫早産。

それでも母親は、自分を責めてしまいます。

そして何度も、

「ごめんね。」

と、お腹の赤ちゃんに謝り続けるのです。


④ スマホの検索で一喜一憂してしまうから

病室では、スマートフォンだけが外の世界とつながる窓になります。

「早産」

「NICU」

「低出生体重児」

「23週」

何度も検索しました。

でも、検索することさえ怖い。悪い情報ばかりだったらどうしよう。

何という言葉で検索したらいいのかさえ分からない。


そんな中で、小さく生まれた子どもたちが元気に成長しているSNSの投稿に出会うことがあります。

ランドセルを背負う姿。

運動会を走る姿。

家族旅行を楽しむ姿。

「こんな未来もあるんだ。」

希望をもらう一方で、

「でも、この子と同じになるとは限らない。」

そんな不安もまた押し寄せます。

希望と不安を何度も繰り返す毎日でした。


⑤ 当たり前の幸せな日常を思い出してしまうから

24時間ベッドの上。

自由に歩けない。

好きな時にシャワーも浴びられない。

食事もベッドの上。

点滴につながれたまま眠り、目覚める。

その生活が何週間、何か月も続きます。


「いつ退院できるの?」


その答えは誰にも分かりません。

「退院=出産後」

そう思って覚悟している一方で、

「もう限界。」

そう思う日もあります。

でも、「早く退院したい」と思うことは、「早く生まれてしまう」ということにもつながる。

だから、その気持ちさえ口にできませんでした。


⑥ 上の子に会えない寂しさや家族への申し訳なさを感じるから

突然の入院。

心の準備もないまま、大好きな上の子と離れることになったお母さんもいます。

面会に来た我が子が、一生懸命笑顔で「バイバイ」と手を振る姿。

病室に戻ったあと、

「ごめんね。」

と一人泣いた夜は、きっと一度や二度ではありません。


夫や家族に家事も育児も任せることへの申し訳なさ。

仕事を急に休むことへの罪悪感。

「迷惑をかけている。」

そんな気持ちまで抱え込みながら、それでもベッドの上で赤ちゃんを守り続けていました。


⑦ 「赤ちゃんのため」と考えすぎて追い込まれるから

「赤ちゃんのためだから。」

医療者も家族も、励ますつもりでそう声を掛けます。

もちろん、その言葉は間違っていません。


でも、ときにはその言葉が、お母さん自身の気持ちを押し込めてしまうことがあります。

「つらい」と言ってはいけない。

「泣いてはいけない。」

「前向きでいなきゃ。」

そうやって感情を閉じ込め続けるうちに、自分が何を感じているのかさえ分からなくなってしまう人もいます。

だからこそ、お母さんにも支えてくれる存在が必要なのです。


切迫早産で入院して「つらい」と感じているママに伝えたいこと

切迫早産で入院しているお母さんは、ただ病院で安静にしているだけではありません。

毎日、お腹の赤ちゃんの命を守るために、自分の身体と心を精いっぱい使って闘っています。


モニターの数字に一喜一憂し、

「今日も生まれませんように。」

と願い、

「ごめんね。」

を何度も繰り返しながら、それでもお腹の赤ちゃんに話しかけています。


出産の日を迎える頃には、多くのお母さんの願いはひとつだけになります。

「元気に生まれてきて。」

痛みへの恐怖よりも、手術への不安よりも、それだけが一番の願いになります。

もし今、このコラムを病室で読んでくださっているお母さんがいるなら、お伝えしたいことがあります。


あなたは十分すぎるほど頑張っています。


そして、あなたが感じている不安も、葛藤も、自分を責めてしまう気持ちも、決してあなただけのものではありません。


また、ご家族や医療・行政・地域で支える皆さんへ。

どうか「頑張ってね」だけではなく、

「つらかったね」

「話してくれてありがとう」

と、お母さん自身の気持ちにも耳を傾けてください。


その一言が、孤独な入院生活を支える大きな力になります。

私たちは、早産を経験したからこそ伝えられる言葉があります。

一人でも多くのお母さんが、「私だけじゃなかった」と感じられる社会へ。

そして、早産という経験が孤独ではなく、支え合える未来へ。

そんな願いを込めて、このコラムを届けます。

執筆者プロフィール

リトルベビーサークル全国ネットワーク

リトルベビーサークル全国ネットワーク

「リトルベビーサークル全国ネットワーク」とは、小さく生まれた赤ちゃん(リトルベビー:例:早産児、低出生体重児、NICU 入院経験児など)とそのご家族を支える地域サークルやネットワークを全国に広げ、情報交換・支援・啓発を行う団体です。 活動の目的は ①小さく生まれた赤ちゃんとそのご家族が直面しやすい不安や孤立感の軽減 ②全国のリトルベビーサークルの“つながり”を作り、悩み・情報・経験を共有し、全国レベルの家族支援の向上 ③医療機関、行政、地域支援団体と連携しながら、制度的な支援・理解を広める ④社会的認知を高め、早産児・低出生体重児に関わる福祉・医療政策の改善を図る ことを軸としています。

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