小さな一日を紡いでいく100か月
あなたが生まれた、
その瞬間
あたたかくて、ふにゃふにゃで。
触れた指を確かに握り返してくれた瞬間。
胸の奥がいっぱいになって、涙がこぼれそうだった。
眠れない夜
3時間おきの授乳と続く寝不足。
泣き続けるあなたを抱いて、
自分まで泣きたくなった、静かな夜。
正解のない毎日
悩んで、迷って、立ち止まる。
余裕なんてあったもんじゃない。
でも、あなたが笑うと、不思議とまた前を向けた。
「ひとりでできる」
と言った日
道端で動かなくなった姿に、何度も途方に暮れた。
手ごわかった「イヤイヤ」の嵐。
あなたは必死で「自分」を伝えようとしてくれた。
園の門をくぐる朝
泣きながら園の門をくぐる、小さな背中。
静かなリビングで、胸がぎゅっとなった。
お迎えに駆け寄る誇らしい顔は、
朝より少したくましく見えた。
新しい世界
まだ体に馴染まない、真新しいランドセル。
ぐんぐん歩いていく背中の力強さに、
私の指をぎゅっと握った、あの瞬間を思い出す。
